試験監督バイトの実態
試験監督バイトの1日
8:30 集合
全体の流れ・注意事項・トラブル発生時の対処ルールを確認
9:00 担当教室へ移動
受験生が到着するのを待ち、10分前に問題用紙を配布
10:00 試験開始
監督業務中は特にすることはありません。
頭の中を真っ白にしていても良いですし、妄想タイムにするのも自由。
稀に監督業務中は受験会場内を歩き回る事を求められることもある。
12:00 午前の部終了
解答用紙(場合によっては問題用紙も)回収して部数をチェック。その後は昼食タイム。
13:00 試験開始
午前中と同じ業務
16:00 試験終了
受験生を見送った後、会場内のごみ拾い&忘れ物チェックをして業務終了。
稀に会場の原状回復作業が入り、机や椅子の運搬を求められることもある。
16:30 解散
髪型&服装について
スーツ着用でそれに見合う身だしなみを求められます。
つまり派手な装飾品(ピアス・ネイル)や茶髪はNGということ。
時給・日給相場
時給相場は950円~1,200円ぐらいが一般的。
(※地域によって違います)
日給相場は午前中だけだと5千円、1日拘束だと8千~1万円前後。
仕事は楽なの?意外ときついの?
肉体的な疲労はほぼないので、楽なバイトの部類に入るでしょう。集合時の説明通り何事もなく平穏無事に終わる事が多いのですが、トラブルがあるとすればこんなことです。
- 会場を間違えた受験生への対応
- 迷惑行為(物音を立てるなど)への対応
- 不正行為(カンニングなど)への対応
- 配布物の不足
- リスニング用のCDデッキの故障
いずれも重大なトラブルになる事はないですが、「やや面倒だな~」と感じるのは不正行為への対応です・・・。最悪ケースは「失格」を告げて退出してもらうのですが、バイトはそこまでやりません。怪しい行為をしている人を発見したら、その受験生のすぐそばに立ち無言のプレッシャーをかけるだけです。それでもさらに不正行為を続ける人はいませんが、もし継続する場合は本部の責任者へ連絡して指示を仰ぎます。
メリット&デメリット
【良いところ】
- 楽
- コスパが良い
- 真面目が評価される
- 優越感に浸れる
【悪いところ】
- 空気が重い
- 時間が経つのが遅い
- スーツ着用が煩わしい
- 散発的にしか仕事がない
試験監督バイトの派遣登録先一覧
派遣登録先としておススメできるのは、試験監督+それ以外の求人も取り扱っている総合大手の派遣会社がいいです。一押しは、テンプスタッフ。この派遣会社は、事務系の単発求人が多いのが特徴。アンケート調査やデータ入力の仕事をしながら、試験監督の求人が出たら応募するという事が可能なので使い勝手が良いです。
あと、意外かもしれませんがアルバイトEXでもかなり求人を探せます。イベント系の仕事はかなりあります。検定試験の後に、解答速報付きの予備校パンフレットを配るサンプリング業務は結構人気。他にもミステリーショッパーやライブ会場の受付など、ちょっと変わった単発求人が豊富なので様々な職業体験をすることが可能で飽きがこないです。
試験監督の人材派遣を専門で取り扱っているのは、河合塾系の全国試験運営センター。一般的にはマイナー派遣会社ですが、この分野に限ってはそこそこ有名です。ただ残念のは他社と比較すると全体的に時給は安めです。おそらく河合塾に通っていた生徒がそのまま登録するケースが多く、それほど時給を上げなくても人が集まるからだと推測されます。あと固定のバイトメンバーで仕事を回しているケースが多く、部外者が新規で登録しても「求人を紹介してもらえない」「行ってみたけど疎外感を感じる」といった口コミが多いです。
河合塾に限らず、大手予備校や進学塾では僅かですが求人募集しています。例えば、駿台予備校・四谷大塚・東進ハイスクールなど。ただ、いずれも部外者は冷遇されてしまうのは一緒です。しかも自社の模試が開催されるときだけの求人募集になるので、数カ月に1回程度しか仕事がありません。
やはり完全独立系の派遣会社のほうがウェットな人間関係がないので働きやすいです。独立系で有名なのは株式会社マーケティングプロジェクト。登録しておけば求人募集のメールが届きます。ただこちらも求人数は少なく、登録してもほとんど仕事に入れないという評価が大半です。その割には登録や求人募集のシステム管理がダメダメで、都度メールのやり取りが煩わしくメイン登録先としての使い勝手はいまいちです。