典型的な正社員ショップ店員の収入と支出の内訳
- 収入は手取り15万円(ボーナスなし)
- 家賃6万円
- 食費3万円
- 水道光熱費1万円
- 通信費1万円
- 洋服代4万円(内自費購入分3万円)
収入と洋服代のバランスが明らかにおかしい。
それでも好きな事にお金を使っているなら良い。
問題なのは自費購入。
これはショップでの売り上げ目標が未達の時に、売上補填として自腹で商品を購入する行為。
何かと出費を強制させられるショップ店員
販売ノルマは商品だけでない。
提携クレジットカードの勧誘もある。
ノルマがキツイ会社だと、親・兄弟・友達にまでカードを作ってもらうようにお願いしなければならない。
特に友達は難しい。
クレカに入会してもらう代わりに、ご飯をご馳走したりプチプレゼントを用意したり結構大変。
その他にも、憧れのブランドショップに勤めている人は、髪型やネイルにも気を遣わねばならい。
美を保つにはお金がかかる。
お店に1人でもチェックが厳しい人がいると、もう大変。
もっと細かいことを言えば、立ち仕事だと足がむくむ。
だからスリムウォークのような着圧ソックスは必須。
足つぼマッサージに行きたいけど、そんな余裕はない。
このように収入は少ないのに、支出は多いのがショップ店員の性。
正社員でも給料は上がらない
ショップ店員として働いている人達は、ファッションが好き。
好きな事を仕事にしているから多少給料が安くても気にしない。
その心理状況を経営者は理解している。
かつての自分もそうだったから。
だから頑張ってもそれほど給料はあがらない。
週末は休めず、朝から晩まで長時間労働。
月給を労働時間で割れば、確実に最低賃金を下回る。
果たしてショップ店員を続けていくにあたって、正社員である必要はあるのだろうか?
派遣社員になれば、働いた時間分のお給料は貰える。
バイトだってそうだ。
結論
アパレル販売員は外食産業と同じくらいブラック企業が多い。
ただ表面化しずらいだけ。
私の結論は、正社員としての安定を求めるならアパレル業界は捨てるべきだと思う。
憧れだけで生活は出来ない。
異業種への転職は難しいけど、ジェイックやハタラクティブのように就活を支援してくれる会社はある。
洋服が好き、ファッション関係の仕事に関わっていたいというなら、派遣が良い。
最大の理由は、派遣のほうがお金が貯まるから。
お金を貯めて自分のショップを持てるぐらい頑張ろう!
ただ評判の悪いスタッフブリッジのような派遣会社に登録してはいけない。
スタッフブリッジは派遣社員にもノルマを課す。
そして未達なら、自費購入させるという暗黙の空気が流れている。
そのような派遣会社は避けて、世間一般の常識が通用するところが良い。
総合派遣会社で、尚且つファッション業界に強いという会社がおすすめ。