時短・託児所完備だけど、良いことばかりではない

仕事内容

ヤクルト商品の配達と集金業務。さらに大事なのは新規開拓営業。

8時50分に出社して14時頃の退社という人が多い。ただ働き方は人それぞれで、時間が許す限り働くスタイル。それはヤクルトレディの給料は、時給制ではなく歩合制だからです。

パートではなく業務委託契約になる

ヤクルトの販売員

一般的な感覚だと、時給×勤務時間で収入は決まります。
コンビニやファミレスのパートの契約は、ほぼ全てこの形式。

ところがヤクルトレディは違います。
ヤクルト社から商品を仕入れて販売業務を請け負う個人事業主という契約
その為、収入も歩合給(売れば売る程、収入が増える)。
ただし最初の3ヶ月は研修期間となり、給料保証制度があります。

ノルマはあるの?

世間一般では「歩合給=ノルマ」というイメージが定着していますよね。
でも「ヤクルトレディにはノルマはありません」というのが表向きの説明。

ところが、実態は違います。
ヤクルトレディはセンターに対して、「確定」といって自分が販売する数量を事前報告する事が求められます。特にお盆やGWといった長期休暇の時は絶対です。ここで報告する数量は自分の割り当て分で、あとで返品は出来ません。

さらに、センターの目標達成本数が足りなければ、翌月分を前倒して売上として付ける事を求められます。もちろんその分は立て替え払いです。

それってノルマですよね~。

何故そうなるのか?
それは、センターには売上ノルマがあるから。

いくらヤクルトレディにノルマがないと言っていても、ヤクルトレディはセンターに所属する販売員。
そこで働くマネージャーからは、当然の如く売上アップのプレッシャーを受けます。
つまりシステム的に矛盾しているのです。

ヤクルトレディ募集のCMは明るく爽やかなイメージですが、実際はお金にシビアな職場です。

子供の病気とかで休めるの?

ヤクルトレディの最大の売りは、小さな子供がいても働けるという事。
かなりの職場で託児所を完備しています(1歳~預ってもらえる)。
ただし有料(月5,000円~6,000円)。
※一般的な相場よりかなり安い。

託児所がない場合は、近所の幼稚園や保育所の利用料が補助されます。
補助金額は約5,000円程度で、預かり保育は対象外です。

子供の病気や家庭の事情で欠勤する場合のフォロー体制はあります。
ただし自分の代理で配達をしてくれた人への手数料が発生します。

ヤクルトレディは個人事業主。
子育て中でも働ける環境はあるけど、それを利用するには全て費用が発生します。
権利と義務の意識が弱い人は戸惑うかもしれません。

体力と天候にも左右される

基本的に外回りの仕事なので、天気が悪い日はつらいです。 雨や雪を理由に休むことは出来ません。

乳製品を運ぶので重労働。
体力に自信のない人には無理。
腰に不安がある人は絶対に止めた方が良いです。

どんな人が働いているの?

30~40代の主婦が大半で、愛想が良くて小綺麗にしている人が多い。
配達だけでなく営業もしなければならない為、それなりの容姿でないと新規契約を獲得できないというのが現実です。

営業所で一番稼いでいた美魔女は「おじいちゃんを誘惑して、新規契約を勝ち取るのが一番手っ取り早い」と言ってました。
最近は各種メディアで、乳酸菌はインフルエンザ予防になるとか、花粉症対策になるやら、癌予防になるとまで言い出したから、少し無理して契約をとっても家族からクレームを言われることは少なくなったそうです。

気になる収入は?

給料明細表

月収3万円~15万円程度は見込めますが、大抵は5万円前後という人が多いようです。
同じセンター内でも担当地域によって、給料差はあります。

ただいずれにしろ常に新規開拓をしていかなければ、収入を維持することは難しいです。
既存客からの紹介で新規客を開拓できるコミュニケーション力と営業力は必須。

あと年に数回、本社が力を入れている商品をヤクルトレディに強制的に振り分けられることがあって、これが大迷惑なのです。
なぜならば、売れ残ればヤクルトレディが自腹で買い取る事になるからです。

入るより辞める方が難しい

ヤクルトレディに採用されるのは簡単。
でも、一度なってしまうとなかなか辞めさせてくれないというのは有名な話。

辞意を伝えると、よほど素行の悪い人でない限り相当な引き留め工作にあいます。
意志が固い場合は、書面で辞表を提出してサクッと辞める勇気を持ちましょう。

結論

ヤクルトレディは誰でも気軽に出来る主婦パートではありません。

自営業と委託販売の良いとこどり(会社にとって)をしたような、ご都合主義のシステムです。
配達集金業務を行いながら、新規顧客の開拓営業も必要なので、体力だけでなく精神的にもキツイ仕事の部類に入るでしょう。

あと個人事業主としての青色申告(税務処理)も煩わしいです。
それであれば派遣登録して、時短勤務を条件に仕事を探した方が気楽です。



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