キャバクラで働く前に知っておこう
時給について
キャバクラバイトの平均時給はだいたい3,000円ぐらい。
ただ一括りにキャバクラといっても、お店の経営方針やシステムは結構ちがう。
大きく別けると2タイプある。
①繁華街の中心地に豪華なお店を構え、時給換算でウン万円も稼げるお店。
このタイプの店は基本給だけでなく、客が店で使ったお金をキャバ嬢にも還元している。
還元率が50~60%という店もあり、一晩で10万円以上稼ぐことも可能。
あと、基本給もポイント制を採用している。
指名を獲れる娘はドンドン時給が上がる仕組み。
頑張れば3~4日/週のバイトでも月収100万円を超える。
②ゆるい感じで、時給1,800円ぐらいの店。
ほぼ固定給というイメージ。
指名を獲得した時だけ、+1,000~2,000円程度のインセンティブが付くケースもある。
地方都市に多い。
都心でもターミナル駅を外すと、この手のキャバクラは多い。
(小ネタ)営業ノルマは?
営業ノルマがある店では、同伴と指名獲得が目標となる。
その為にメールやLINEでこまめにお客さんへコンタクトする必要がある。
会話の内容は何でも良いが、最終的な目的は店に呼ぶ事。
そういうのが煩わしいと考える人は、営業ノルマが全くない店舗を選ぶべき。
ただ、求人募集の時に「営業ノルマなし」と書いてあっても、働き始めてみないと分からないのが実態なので、「高給+インセンティブ制度」を全面に押し出している店よりはマシ程度に考えおくのが良いでしょう。
ご想像のとおりこの業界は適当なところが多い。
入店してみて肌が合わなければすぐに辞める。
まずはこの感覚でお試し入店してみる事。
結局は店長やスタッフとの相性次第です。
お試し入店ならキャバ専門の派遣会社へ登録するのが便利。
最大のメリットは、働きたい日に働きたいお店を自分で選べること。
だからお店とのしがらみはゼロ。
当然、ノルマもなければ営業電話も必要ないから、軽い感覚で働けます。
(小ネタ)稼ぐ為には社長さん
稼ぎたいなら、積極的にお客さんを選別すること。
狙うべきは中小企業の社長さん。
自由になるお金が全然違う。
ターゲットを絞って努力すると報われる確率が高くなる。
どうやって見つけるかって?
一番簡単なのは名刺を貰う。
でも最初は貰えないケースもある。
それでもめげずに、業界を聞き出す。
その業界に興味のあるふりをして、仕事の話をたくさんさせる。
酔って気分が良くなってくれば、向こうから社長をやってると名乗ってくる。
あとは、会計の時に領収書を貰う人や、法人カードで払う人は要チェック。
お見送りの時に次回の約束を取り付けて、本気モードでアフターフォロー。
働く前に知っておくべきキャバクラ用語と暗黙のルール
同伴
出勤前にお客さんと待合せて、一緒に入店する行為。
大抵は入店の1時間前ぐらいにに他の場所で会い、ご飯を食べてからお店に行く感じ。
同伴は事前にお店側にも伝えておく。
そしてお客さんと一緒に入店するとキックバックを貰える。
さらに同伴客はあなたを指名してくれるので、指名料も獲得できる仕組み。
キャバ嬢としては、同伴してくれる「ふと客」を何人か確保できれば安泰。
アフター
閉店後にお客さんと遊びに行く行為。
大抵はカラオケ行って、締めはラーメンみたいなノリ。
ただ、肉体関係を求めてくる客もいるので要注意。
お店で指名を取る為に、ボディタッチを多用しているキャバ嬢は危ない。
ムラムラした客がアフターに求めてくる目的はただ一つ。
酔って理性が吹っ飛んでいる男性と深夜に遊ぶという警戒感は必要だろう。
だから、アフターに行くと時は、
①プライベートで遊んでも楽しいと思える客
②これから積極的に営業したいお客
このどちらかに当てはまる場合のみ。
あくまでも個人判断でお店は関与しない。
つまりアフターに付き合ってもお給料は出ない。
店外デート
これはキャバ嬢にとって非常に厄介。
毎回指名し続けてくれるお客さんからデートのお誘いを受ける事もある。
アフターと同様にお店は関与せず、直接お金になるわけではない。
だから断って問題ない。
お店側も強要する事はない。
でも「今後も指名し続けてもらう為には多少のお付き合いも必要かもしれない」と考えるのならば、行ってみるというレベル。
その場合の対応方法は2つある。
①店外デート後に同伴する約束を取り付ける
これを伝える意味は、お客さんに必要以上の期待感を持たせない為。
店外デートでプライベート感を満喫してもらいつつ、あくまでも営業の一環だと理解させる。
②帰る時間を伝えておく
男としては店外デート後の同伴を持ち出されると、「結局俺は金づるか・・・」という気分になる。
キャバ嬢を彼女感覚に考えている人は落ち込む。
そこでお客さんの夢を壊さず、一定の距離感は保つ方法。
それはケツカッチン作戦。
店外デートでお客さんと会ったら、まず伝えるべき事は帰る時間。
「夕飯は上京している父親と食事をするから、19時には帰ります。」と言っておきましょう。
そしてそれを必ず守る。
(最後に)キャバ嬢の心得
キャバ嬢はお客さんに夢を売るのが仕事。
そして、それを理解して楽しんでくれるお客さんは紳士の上客。
でも実際には、必ず一線を越えようとする客がいる。
そのような客には、夢と同時に現実も伝えていくのがいい。
もしからしたら、相手が醒めてしまいお店に来なくなってしまうかもしれない。
例えそうなってしまったとしても、お互いの為になる。
ギリギリまで夢の世界を見せ続けると、客の勘違いが暴走しだす。
その結果、犯罪行為に繋がったケースもある。
ストーカー被害にあってからでは遅い。
お水の世界は、あくまでも割り切って遊んでもらう事が大切。
誘惑の多い業界だけに、溺れる事がないように。
お客もあなたも。