何か1つ就活で話題に出来るバイトを経験しておこう

≪目次≫

就活の面接でバイト経験を聞かれた時にどのように答えるべきか?
面接官が聞きたい事はこの3つに集約されるので、それを意識してまとめておくと良いでしょう。

①バイトを通じて自己成長した事
②就職希望先とバイト経験の関連性
③バイト先で働いていた社会人についての感想

でも実は面接の場で盛り上がるバイトネタにはセオリーがあります。
バイト先として選んだ業種や職種によって、有利・不利があるのです。
これを知らないと、面接で失敗してしまうリスクが生じます。

コンビニバイトの経験では話題が広がらない

コンビニはNG

いきなりダメ出しで恐縮ですが、コンビニ・ファストフード等のチェーン店でのバイト経験は話題が広がらないです。
よほど練りこんだストーリーがあるなら別ですが、迂闊にこれらのバイト経験を語るのは時間の無駄。

面接官の立場になって考えてみてください。
学生から「3年間セブンイレブンでバイトしてました」と言われても、「あ。。そうなんだ。。。」で終わってしまいます。
その理由は、面接官もセブンイレブンというお店を良く知っていて、おまけにそこで働いているバイトの職務内容や時給相場までパッと思い浮かんでしまうからです。

面接官も良く知っている事にはさらなる興味関心を持てないから、その話題に食らいついて突っ込んだ質問をしてみようという気持ちが失せるのです。
下手すると「マニュアル通りにしか動けないつまらない奴」というマイナスイメージを持たれかねません。

同様の理由でマクドナルドやスタバも駄目です。
まとめると全国チェーン店のバイト経験は、場がしらけるだけなので面接では避けたほうが無難です。

「東横イン」は駄目だけど「帝国ホテル」はネタになる

ホテル業界でも「東横イン」より「帝国ホテル」でのバイト経験の方が話題が広がりやすい理由ってわかりますか?
帝国ホテルにはあって、東横インにはないもの。
それは稀少性です。

さきほどのセブンイレブンの例と一緒で、「東横イン=ビジネスホテル」だから面接官も良く利用している可能性が高く特別な興味を持ちにくいです。
でも目の前の学生が「帝国ホテルでバイトしてました」と言ったら、「日本を代表する超一流ホテルの裏方ってどうなっているのかな?」「帝国ホテルでもバイトが働いているんだ。何やってたの?」という具合に自然と質問が出てくるのです。

学生が意識すべきポイントはココ!
面接官が自然と質問したくなるようなネタを振る事なのです。
そうすると面接で会話が弾み、その結果としてコミュニケーション能力が高い人という評価を得られます。

語学力を活かしたバイト経験は説得力が違う

通訳はOK

英語が得意な人は、履歴書にTOEICスコアを記載するでしょう。
でもただ単にTOEIC700点と記載されるより、「語学力に磨きをかける為に通訳のバイトをしていました」とか「外国人向けの観光ガイドをやってました」という方が何倍も受けが良い。

しかもこの手の仕事には、当事者ならではのハプニングや成功体験に事欠きません。
うまく話をまとめ上げれば、語学力が高いうえに、それを実践で試す行動力がある人という評価を得ることが出来ます。
仕事探しは学生でも英語を使えるバイトを見つける方法を参照してください。

同様の理由でプログラミングに強ければ、IT企業でバイトした経験は有利です。
IT系は学生インターンの募集がたくさんあります。
面接官の心に残るのは、座学だけでなく実社会に参加して腕を磨いている姿勢です。

塾講師はストーリー(起承転結)を作りやすい

塾講師はアルバイトでありながら、マネジメント能力を求められます。
生徒一人一人の個性や学力を見抜き、落ちこぼれる子を作らないようにする一方で、優秀な子が退屈しないようなチャレンジ学習もしなければなりません。
これは就活でリーダーシップをアピールできる絶好のネタ。
さらに自分が工夫して生徒のモチベーションを上げた方法など、尾ひれはひれを付けて言いたい放題です。
でも完全な嘘は止めましょうね。
面接官もプロなので話に矛盾があるとバレちゃいますよ。

難点があるとすると、塾講師のバイトは1年ぐらいはやらなければならいので、就活のネタ作りの為だけにちょっと経験してみるわけにはいかない事ですね。

何も特技がないなら営業バイトでネタ作り

これといった特技はなく焦っている学生におススメなのは、営業系のバイト。
マニュアル通りに販売する説明員ではなく、自分の頭で考えて売り込みをかけるセールス(その補助)が良いです。

イベント系企画会社などがピッタリ。
運が悪いとブラックバイトに当たる可能性もありますが・・・
それも体調を崩さない程度であれば、就活の為のネタ+社会勉強と割り切って半年ぐらい働いてみるのもアリでしょう。

営業は文系学生のイメージが強いですが、理系学生こそやるべきです。
ゼミや試験対策で忙しい中でも、時間をやりくりして営業バイトをしていたという人はかなり稀少性が出てきます。
バランス感覚が良い人と評価され加点材料となるでしょう。

「バイト経験なし」の場合はどうする?

面接官からするとバイト未経験でも特に問題はありません。
ただ一般論からすると、大学生はアルバイトをしているというイメージを持たれているので、バイトをしなかった理由(他に夢中になっていた事)を求められます。

・資格取得
・大学の授業を頑張った成果
・部活動での成果

まさか、「親が金持ちで小遣い貰ってたから、バイトする必要なかったんだよね~」とか「家と学校が遠くて、往復するだけで大変でした」とは言えませんからね。
ヤバイ!と感じた人は、このページを参考にバイト経験を話題にしやすい仕事を探してみると良いでしょう。

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